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GW (その6) 14世紀イタリア〜♪

大型連休も今日が最終日。今年のGW中はフリーな日が多かったため、結構出歩きました。

昨日はムジカーザに14世紀の音楽を聴きに行って参りました。

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開演を待ちます!

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スコラ・カントールム学生時代からのお付き合いというお二人の息のあった演奏。バロック以降の音楽に慣れた耳にはエキゾチックなワクワクな旋律も。

プログラム。これを持ったまま拍手したのでちょっとくしゃくしゃ。

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休憩時間には珍しい楽器の数々をみなさん覗き込みに集まっていらっしゃいます。私も行ってみました。

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コリーナ・マルティさんのクラヴィシンバルム。そのまま再現するととんでもない楽器になってしまうという設計図をもとにドイツの製作家さんと相談しつつ数々試作し、出来上がったという楽器。チェンバロの小型版という感じですが、ダンパーがありません。鳴った音は響いたままというわけです。美しい音色。

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この写真の方が大きさがわかりやすいでしょうか。

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そして私が前から気になっている楽器、オルガネット。小型のオルガンです。

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後ろにふいごがついていて、左手で羽ばたくように空気を送りながら右手はボタンのような鍵盤で奏でます。オルガンですから音は持続するし、空気の送り方次第でcresc.もdim.もできる楽器。アコーディオンのような感じですね。興味津々。

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このほか、コリーナさんの中世リコーダー(ダブルになったリコーダーも見事に美しく聴かせてくださいました)とまりえさんのハープ。様々なサウンドを日常から離れて楽しませていただきました。

楽器は当時の絵画から再現されたもの。演奏される音楽も様々な写本が残されてはいるものの、記譜法は今と違うし、現代のように演奏する音がすべて記譜されているわけではないので(細かく書かれているものもある)、どのようにアレンジされ演奏されたか、文献による研究も進んでいることでしょうが、最終的には想像力と心(遊び心?)なのでしょう。

その昔の誰が作ったかもわからない美しい単旋律のメロディーにどんな伴奏をつけて趣味よくもとの音楽をより豊かに表現できる飾り付けを考え即興しながら演奏を楽しめるか。逆に、のちの時代の作曲家により様々な装飾のされている音楽をそのまま記譜されるようになってからの楽譜からはもとにあるシンプルな骨格を見極めあたかも即興のように演奏を楽しめるか。逆のことのようですが、どの時代も音楽はやはりそれぞれの作品を心から楽しんで慈しんで演奏することが一番なんだなと、あらためて感じるコンサートでした。心から楽しむためには余裕のあるテクニックを習得しなければいけないのですけどね〜 ♪

それにしても最近中世音楽の演奏される機会が増えていること!って私が今まで気付いていなかっただけなのですが、確実に研究は進み興味を持つ人も増えてきているのでしょう。

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by fumifumifumin2 | 2016-05-08 12:45 | コンサート | Comments(0)

加納文子ーピアノ、チェンバロ、日々のこと


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